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2013年7月 4日 (木)

夕霧に消えた恋 42

うん、うん、と聞いていたが何が言いたいのか判らない、確かに現実はきびしいし、負けちゃいられないのは判るけど、勝つ事ばかりでもね。

それにしても、俺は今、美華とそんな議論をしたくないな。

月曜日、出社すると、高川どうしたんだ、真剣な顔して、何かあったのか?と聞かれた。

いや、一寸、考え事していたから、すまん、すまん、大丈夫だよ、と言って誤魔化した。

会社は、何時もの通り何事もないが、6ケ月後、どうなるのだろうか、隣に居る相談をうけた同僚までが、ご心配お掛けして済みません、なんて言う。

抑えている心算でも、かなり表面にでるのかな、彼には、今日、退社後、時間があれば、話があるからと、メモを渡しておいた、今日は仕事に身が入らない。

退社間じかになると、隣にいる彼は落ち着かない感じで、優が書類を片付けるのを待っていた。

他の社員も、彼と一緒に出るのを、訳ありげに見ているのを優は感じた、優は美華の事にかなり慣れて来たとはいえ、自分の事で一杯で、この所、社内の個人情報には全くと言って良いほど疎い。

しかし、この感じはどうだろう、彼の事を知らないのは優だけで、彼は絶対内密だと言っているが、もう皆がうすうす知っている雰囲気だ。

でも、この情報力というか、すごいなぁ、常務の件は未だ噂もなさそうだ、まあ、いいや。

俺らしくもないが、何か蚊帳の外におかれた感じがして、拍子抜けし、やる気を無くしたが、この前に来た居酒屋へ入った。

早速だけどね、彼女の事については、ある程度調べさせて貰ったけど、疑わしい所は何も無かったと言っていたよ、そう思っていたけど、良かったね。

後は、美華に言われたように話し、分かりました、これで安心しました、有り難うございました。

となったが、問題は常務の件だ、どう切り出せばいいかなぁ、予知能力と言うことにしようか、それしかなさそうだ。

所で、今度の事に関連して、お前の事も一緒に出て来たんだ、誤解しないでくれよ、そんな事じゃないんだからね。

分かっています、信用していますから、何が出てきたんですか。

それは近いうちに、上から何か判らないが、お前が驚くような話が来ると、罫に出ているそうだ。

占って頂いたのですか。

それは専門外だけど、まあ、そんな様なものだ、その人は、一般に言う感のきく人とは違って、並外れて鋭い人だから、聞く価値があると思うよ。

信じるか、どうかは別だけどね、さっき言ったけど、近いうち上から話が来れば間違いないだろう。

信じるか、信じないかは、それからでも遅くないと思うよ、だから信じるだの、信じないって、今考えなくてもいいじゃないか。

ハイ、そうですね、分かりました。

でも、その話には絶対乗ってはいけないよ、もし、その話に巻き込まれると、彼女の心配どころか、地獄へ落ちる、悪魔の囁きだって、気をつけろよ。

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