無料ブログはココログ

« 夕霧に消えた恋 128 | トップページ | 夕霧に消えた恋 130 »

2014年5月 8日 (木)

夕霧に消えた恋 129

わたしは怖くなって夢中で林の中に這いこみました、後は皆さんにもお話した通りです。

華奈さんは、湖の所まで、わたしと一緒でしたよね、そうですよね?

なんて言うんです、わたし、普段はあそこの会社へ行っていませんし、その日は京さんに用もないし、会ってもいません。

京さんが言うように絵の中から山へ行ったと言う事は別としても、次の火曜日に山で見つかった事は事実だし、京さんが何かに取り憑かれたかも知れないと思っても見たわ、でも今時ありえないし変ね、優さん、どう思います?

京さんは前にも絵の中へ引き込まれそうな感じがしたと言ってましたので、あなたから京さんが居なくなったと聞いた時、瞬間、あの牧場だと思ったわ、それは理屈じゃないわ、大体、額縁が壁一面になって、わたしが絵の中から京さんを呼んだって、不思議ですよね、京さんが嘘を言うとも思えないし。

あと、あの牧場の周辺で白いワンピースを着た、わたしに似ている女性が出没しているとすれば、それは姉で美華の霊かも知れないわ。

こんな馬鹿げている事は、何方にもお話し出来ません、でも、美華の霊だとすれば、場所が牧場の近くだけに何となく辻褄が合うと思う。

草原の先には奥に続いている湖があってね、その辺りが一体に薄い靄が掛かっていて、水面が何となく波立っていたと言っていたわ、ネッシーのようなのがいるかもね、若し見つかったら面白いわね、わたし、そのうち確認に行って見ようかしら、優さんも行ってくれる?幽霊っているのかな?美華の霊なら会っても良いわ、優さんの事も話したいし。

« 夕霧に消えた恋 128 | トップページ | 夕霧に消えた恋 130 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。