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2014年2月13日 (木)

夕霧に消えた恋 105

華奈は得意気に、窓も全部、特別の二重ガラスにして頂いた、その割に費用は、標準の予算と余り変らない程度なのに、仕上がりは格段にスバラシかったんですって、社長も見に来てね、華奈のアート的感覚が良いって褒めてもらった、内装や、間取りなど、これから正式に会社のコンサルタントをしてほしいと頼まれたわ、わたし、そういうセンスがあるみたい、と言って得意になっていた。

このマンションは安全と便利性については二重、三重に配慮されていて住むには申し分ないが、古臭い考えかも知れないけど、優は、空中マンションより地面の戸建ての方が性にあっている、まぁ華奈だって、そのうち飽きてくるだろう。

社長から、色々とお世話になりました、お蔭様で事故も無く、マンションが完成いたしましたので、簡単な竣工式を行います、つきましては、華奈さんもご一諸に、是非おいで下さい、なんて、案内が来た、添え書きがあって、何時からでもお住まいになれます、お引越しの時は、お手伝いさせて下さい、詳細に付きましては、当日お話します、とあつた。

早速、華奈に伝えたが、優は、成り行きとは言え、華奈との結婚が近づくに従い、あたかも何かによって、人生が消えて行くような、何となく心細く不安な気持ちになっていた。

その週の土曜日も美華は来なかった、どうしたんだろう?この前、来たのはマンションを見に行く前だった、来るのは週一だけど、かれこれ、二ヶ月ほどになる、呼ぶ事は出来ないし?俺が待っている事は判っているはずだ、おかしいな?

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