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2013年10月31日 (木)

夕霧に消えた恋 75

何となく美華の匂いもするし、美華の霊がわたしに憑いて来るのかしら、亡くなってから、三年も過ぎたから、そんな事はないと思うけど、双子だから何となく感じるのかも知れないわ。

殺風景より、一時的に美華と入れ替わったので、気が落ち着かないのだろう、無論、根拠は何も無いが、この後、華奈に影響がなければいいが。

しかし、あぶないなぁ、かなり美華を気にしているようだ。華奈がカップを片付けてくれた、家には此れから行くと電話し、二人は、部屋から半ば逃げるように、駐車場へ行った。

華奈は華奈に戻ったようだが、運転は大丈夫かな?

華奈が運転する車の中で優は、これから先どうなって行くのか、不安げに考えていた。

わたし、お付き合いして、まだ日が浅いのに、こんな事いう立場でないけど、あのアパート、なんか雰囲気が変ね、優さんが気に入っているのでしょうから言いたくないけど、できたら他に引っ越した方がいいと思うわ。

別に、気に入っていると言う訳でもないんだ、大した荷物も無いけど、引越しが面倒くさいんだ。

そうだなぁ、会社の人事異動もあるかも知れないから、その時は、考えてもいいと思う。

その方がいいわ、あそこは、別世界の様な、懐かしい様な気もする、でも落ち着かないの、わたしの棲家じゃないけど、優さんだって会社が遠いし。

家に帰るとなると母にも相談しなければいけないし、まぁ、急ぐ事もない。

この機会だから、マンション借りたら?近くへ来ればお母さんだって喜ぶと思うわよ。

母もそうだけど、女性って、妙なところで考えるのが早いんだなぁ、でも、その事は母に話さないでよ、今日はちがうんだから。

ハイ、言いません。

家に着いた、電話してあったからか、華奈さんを連れて行くと言ったからか、いいのに母は表まで迎えに出ていた、久ぶりに見る我が家は思っていたより小さく感じた。

あら、華奈さんの車で来たの、よかったわね。

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